この記事が目に止まった方は、「優秀な人が欲しいけど見つからない」と日々悩んでいると思います。
結論から言うと、私もまだ見つけられていません。
これでは話が終わってしまうので、あくまでも経験則ですが共有したいと思います。
優秀な人とは、見る人によって変わります。
例えば、エクセルが使えない人から見ると、エクセルが使えるだけで優秀に見えちゃいます。
でも、使える人から見ると、当たり前のレベルだったりします。
また、見た目や話し方が自分好みというだけで、優秀な人と判断するかもしれません。
では、見る人によって優秀な人が見分けられているのでは?と思うかもしれません。
いやいや、厄介なのはここからです。
(ここでは組織に属している方の悩みであると仮定します)
優秀な人とは、誰か一人の意見だけではダメなのです。
チームの中にいる複数の人が思う優秀な人を探しているのです。
でも、そんな人が居るわけない。
では、どうするか?
一番高い妥協点を探すのです。
その前に、「優秀な人」という曖昧な言葉を具体化しておきましょう。
当たり前のことをと怒られそうですが、曖昧な言葉を用いたコミュニケーションは成り立ちません。
だからこそ、「優秀な人」という言葉をブレークダウンし、具体的な内容にすることが一番の近道なのです。
分かりやすいのは点数で評価できるものです。
例えば、TOEIC 何点とかでしょうか。
でも、分かりやすいけど仕事ができると判断するのは難しい。
知識を測るのはどうでしょうか?
「なになにを知ってますか?」と聞いても、正しく知識を測れる訳ではありません。
聞き方の工夫が必要です。
私はこんな風に聞いています。
- 何故、それを学ぼうと思ったのですか?
- 理解するのに苦労したポイントはどこですか?
- (比較対象がある場合)他との違いはどこですか?
- 新たに学ぼうとする人には何から教えますか?
表面的な情報ではなく、深みみたいな部分を聞き出す質問を考えています。
我々が求める「優秀な人」を具体的な言葉で表し、それを持っているか確認できる質問を考える。
そして、一番高い妥協点にいる人、それが今の「優秀な人」だと思います。
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