みなさんは仕事を任せていますか?
もちろん、丸投げになってないですよね?
- お願いした側に責任があるか?
- アウトプットイメージを共有したか?
- 期限を決めたか?
これらが YES であれば、少なくとも丸投げではなさそうです。
でも、本当にこれだけでしょうか?
任せるという言葉には、もっとたくさんの意味があると思っています。
まず、任せるためには「任せる側」と「任せられる側」が必ずいます。
分かりやすくするために、前者を「上司」、後者を「部下」として進めます。
そして、上司は管理職と仮定します。
上司は、なぜ部下に仕事を任せる必要があるのか?
ここに任せる意味が隠れているはずです。
- 時間が無いから?… 任せる理由にはなっていないような。
- 雑用は部下がやるものだから?… これも任せるのとは違う気がします。
- 自分が分からないから?… これは丸投げになる予感すらしますね。
みなさんは自身の仕事の目的を意識してますか?
任せるとは、この目的と密接に関わっています。
例えば、売上拡大という目的があったとします。
そして、この目的を達成するために、四半期ごとに1億円の売上目標を立てたとしましょう。
任せた仕事は、このストーリーの中の1場面を作る俳優のようなものです。
前後関係を気にせずに言われたことだけをやると、ストーリーがむちゃくちゃになります。
つまり、「任せる側」は、背景や今後の予定、最終的に達成したいことを伝える必要があります。
「任せられる側」は、それを理解した上で、今何をすべきか考える必要があります。
「任せる側」には、もう一つ大切なことがあります。
それは、企業として成長し続けるために、育成という観点を入れることです。
思いつきで決めてはまずいのです。
いつも同じ人、いつも同じことを任せるのもやめましょう。
- このストーリーには、どんな俳優が必要なのか?
- そんな俳優はいるのか?いないならどうするか?
ひとつずつステップアップさせながら、必要な俳優を育成していくしかありません。
「任せる側」は、目的達成のため、必要な人材を育てるのです。
そうすることで、何を誰にいつ任せるかが決まっていくのです。
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